お盆の墓参りに京都へ行きました。
今年は都合で墓参りが遅くなり、お盆の最終日である16日になりました。
毎年8月16日は京都で大文字送り火が行なわれますが、今年は日曜日
の墓参りのがちょうどそれにあたったので、帰りに大文字を見ることにし
ました。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/dai.html
高いビルの多くなった京都では、大文字を見るのも難しくなりました。
今回は二条城横の「京都国際ホテル-大文字鑑賞晩餐会」に参加して
みました。
京都国際ホテル:http://www.kyoto-kokusai.com/
宿泊客か晩餐会参加者はホテル屋上で大文字を見ることができます。
予想以上に多い人が屋上に集まっており、背の低い人は大文字を見る
のに苦労していましたが、なんとか見ることができました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090816-00000049-jijp-soci.view-000
観光目的のイベントではなく、お盆に現世に来ていた先祖の霊が再びあの世
に戻れるよう、送り火を焚いて見送る行事です。
大の字は人を表し、舟形は先祖の霊の乗り物、妙法はその通りの読経、
鳥居形は神仏合体していた時代の名残でしょう。
墓参りの後にこのようなことを考えながら、大文字送り火を見ていると、
思わず子ども時代に元気だった祖父や祖母の姿が、脳裏によみがえり
ました。
しかし、普段は一人5,000円程度のブッフェディナーが12,000円、
食後は暑いホテルの屋上で待つこと1時間、
終わったあとはバスもタクシーも満車、
重い足を引きずって乗った地下鉄は満員電車、
京都の伝統行事を見るのも、楽ではありませんでした。