今回の報告者は、有限会社新島村屋の矢島利治社長
ホームページやパンフレットなどのデザインをされている方です。
社員との想いの共有が出来ていないことに悩み続けたところ、
昨年同友会の経営指針書作成の理念に感じるところがあり、
入会された方です。
社長と社員が、あるいは社員同士でも、想いを共有するには、
紙に書いた指針が大切で、これに沿ってすべての業務について、
考え方のベクトルを合わせることが求められます。
ここに経営指針書の重要性が明らかになってくるのですが、
報告後のグループ討論では、私自身も気付かされたことが
ありました。
私どもも矢島社長と同じように、お客様のホームページを作る
ことを業務としていますが、
「単に画面をデザインするだけではだめだ。お客様の経営理念
を聞いて理解して、それを発信できるデザインでなければ、
いずれ理念と事業がホームページ上でぶれてくる」
デザイン事務所「効果研究所アクシム」の田植和也社長による
指摘でしたが、これを聞いて改めて大きな衝撃を受けました。
「デザインとは経営理念の結実した表現なのだ」という、
当たり前の、しかし忘れがちな大切な心を、思い出させて
もらえた貴重な時間でした。