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Windows10のサポート終了

月日が経つのは早いもので、Windows10がリリースされてから来年10月で10年となります。Windows10がリリースされた2015年はiPhone6sが発売された年で、いよいよスマホがパソコンにとって代わる時代の到来を感じたときでした。マイクロソフトは、Windows10は最後のパソコン用OSであり、この後のバージョンは出さない、と言っていたものでした(非公式ですが)。
その後マイクロソフトのIT企業としての注目度は低下し、GAFAと呼ばれるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンがとって代わりました。そこに襲ってきたのがコロナ騒動。外出禁止、自宅でテレワークが要求され、パソコンに再び注目が集まりました。そのような中、満を持して2021年6月にマイクロソフトがリリースしたOSがWindows11です。時あたかもデルタ株が猛威を振るう中、東京オリンピックが無観客で開催されます。そのためかどうかテレワークで使うためのセキュリティを強化したという、新型コロナ御用達のOSとなりました。このWindows11の驚異的な販売増の効果でマイクロソフトの売上は大きく拡大し、その後はGAFA+Mと呼ばれるようになり今ではGAFAMとして米国巨大IT企業の5社に返り咲いています。
このような経緯によりWindows11を登場させたマイクロソフトは、Windows10について以前のOSと同様にリリース後10年後となる2025年10月でサポートの打ち切りを発表しました。Windows8までのサポート終了時には、その後も無償アップデート期間が設定されていましたが、今回それは無く、サポート終了後にアップデートを希望する場合は、初年度は61ドル、翌年は122ドル、3年目は244ドルを徴収するという、強気の価格を公表しています。
一方で、現在Windows10の利用者に対しては、11への無償アップグレードを提供するという、柔軟な対応も行っています。Windows11が動作できる仕様のパソコンは、コストをかけることなくWindows11に移行できます。これはなるべくWindows10ユーザーをつなぎとめておきたいマイクロソフトの戦略を反映しているものと見られます。しかしマイクロソフトは、無償期間はいずれ終了する、と予告しています。現在Windows10を利用中の方は早めに11にアップグレードしておくことが賢明でしょう。
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